交際中の男女は、気持ちが盛り上がってくると、体を重ねたくなる欲求が出てくるのは当然のことです。
しかし、結婚相談所での婚活においては「成婚退会前の婚前交渉はダメ」というルールを設けているところが少なくありません。
(結婚相談所によってルールが違うので、OKとしているところもあります)
結婚を見据えて婚活しているのですから、体の相性は気になるという人も多いはずなのに、なぜ婚前交渉のルールがあるのか?実際はどうなのか?そして、ルールを破るとどうなるのか?
詳しく見ていきましょう。
「婚前交渉」とは?

まず初めに、そもそも婚前交渉とはなんでしょうか?
一般的に婚前交渉とは、結婚前の男女が体の関係を持つことです。
しかし、結婚相談所における婚前交渉とは、成婚退会前に体の関係になることを指します。
結婚相談所における「婚前交渉」の定義
では次に、結婚相談所では何をもって「婚前交渉」となるのでしょうか?
婚前交渉の定義は以下の通りです。
順番に説明していきます。
性交渉

これはわかりやすいですよね。
成婚退会前に性交渉をしたら、婚前交渉をしたとなります。
外泊

「デートで終電を逃したらから、どちらかの自宅に泊まった」または「ホテルに一緒に泊まった」というのは、実際にその場で性的行為がなかったとしても、婚前交渉をしたとみなされます。
世間的に「外泊」=「男女の関係」というが常識であるということはご存知ですよね?
気をつけてくださいね。
宿泊を伴う旅行

1日で帰ってくる日帰り旅行は問題ないデートですが、宿泊を伴う旅行、これは前項の「外泊」と同じ考え方です。婚前交渉をしたこととなります。
○泊○日の旅行なんて、遠出ができて楽しそうですよね?
でもこれは成婚退会後のお楽しみに取っておきましょう。
その他(結婚相談所による)

結婚相談所によりますが「同棲も成婚したこととみなす」と項目に挙げているところがあります。
同棲は、男女が同じ家で生活をするので内縁関係と同じことですよね。
結婚相談所で「婚前交渉」がNGな理由
では、なぜ結婚相談所での婚活では「婚前交渉」をダメと定められているのでしょうか?
主な理由を3つ挙げてみました。
それぞれ詳しくご紹介していきます。
性交渉することによる感情の変化

男性も女性も、性交渉をすることにより、お互いの感情に変化が生まれる場合があります。
それは、性別によって違います。
男性は、本来狩猟の性質が備わっているといわれています。
古来より、獲物を捕らえて生きてきました。
女性をエモノとはいいませんが「モノにしたい!」と思う女性がいたら、性交渉を行うことで目的は達成されるわけです。
そうすると、今まで彼女を振り向かせたい!と思っていた熱は、性交渉をしたことによって満足したので、その女性に対して以前のような熱は冷めてしまう人が多いです。
女性は性交渉する前と、したあととでは、男性に対する感情が明らかに変わります。
急激に「好き」にシフトチェンジします。
性交渉のあと、女性は「恋は盲目」状態になり、正確な判断が鈍ってしまいます。
いかがですか?
性交渉することにより、お互いの感情が変化。実際、下のような感じです。
彼女のこと好きだったはずだけど、一度体の関係を結んだら、なんか前に比べて何とも思わなくなったな~、なんか面倒くさくなっちゃったよ。
あんなに私に優しくしてくれてた彼が、男女の関係になった途端、私に興味がなくなったのか、最近冷たい。
どうしたら前の彼に戻ってくれるのかしら。もう私には彼しかいないのに。
こういうふうに、トラブルの元になることがあります。
だから、結婚相談所では婚前交渉をダメとしているところが多いんですね。
結婚前の性病感染や妊娠の可能性

体の関係を持つと、性病を移された、というトラブルもあります。
「いいな~」と思っていた相手に、性病を感染させられた、または移してしまった・・・なんてことになったら、気まずいことこの上ないですよね。
さらにその婚前交渉で、予定外に妊娠をしてしまったら・・・。
当事者の結婚の意志が固まっていたらそのまま結婚に進めばいいだけのことですが、まだそこまで気持ちが決まっていないのに先に妊娠してしまったらどうしましょう。
「婚前交渉NG」というルールは、そういう難しいトラブルを防ぐ役割もしています。
真剣な婚活へのふるい分け

ヤリモクという言葉、ご存知ですか?
やりたいだけの目的、つまり婚活をしているのに結婚ではなく、性交渉を目的としている男性のことです。
残念なことですが、ヤリモクの男性が一定数婚活の世界に存在することは事実です。
でも、プロフィールや写真を見ただけで、結婚したい人なのか、ただ恋人が欲しいだけの人なのか、わからないですよね?
だから、結婚相談所での婚活は「すぐに結婚したいと考えてる人のみの加入」そして「成婚退会前の婚前交渉はダメ」としているんです。
このルール、結婚を真剣にしたい会員さんを守るために必要である、とご理解ください。
婚前交渉は実際にバレる?バレない?
婚前交渉は、当事者二人でのことですので、正直お二人が黙っていれば結婚相談所が知ることはありません。
しかし、実際は結構な確率でバレてしまいます。
バレてしまう方法は、主に3パターンです。
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
担当カウンセラーに報告

女性が、自分の担当カウンセラーに報告していまう主な理由は
- 彼との時間が幸せだったため、嬉しさのあまりデート報告した延長で話してしまう
- 「私の担当者はいつも私の味方をしてくれる。きっと婚前交渉も理解してくれるはず」と報告
- ルールを破ったことに対する罪悪感から、婚前交渉を告白
- 彼との性交渉のあと、何らかの理由で交際を断りたいと感じてしまい、その理由を正直に担当者に告げる
- 本当は、婚前交渉は乗り気ではなかったが、相手に押し切られてしまった
などのパターンがあります。
担当者は、確かに婚活中はあなたの全面的な味方です。
しかしルールはルール。
日ごろ、どんなに優しく接してくれる担当者であっても、規約には従わなくてはいけないことを覚えておきましょう。
カウンセラーが会員の態度で気づく

会員さん自ら報告せずとも、その態度でカウンセラーが気づく場合もあります。
婚前交渉後、明らかに以前と態度が変わる人がいます。
急に恋する乙女になり、全身に「好き好きオーラ」が出るんですね。
こうなると、もう脳内は完全にお花畑状態・・・。カウンセラーの言葉も頭に入りにくくなっています。
担当カウンセラーは「ピーン」と気づくんですね。あ、やったな・・・と。
SNSから知る

婚活お仲間が欲しくて、SNSをしている人がいます。
共感してくれてる人がいたら、それだけでモチベーション上がりますよね~
婚活の情報発信、それ自体は全く悪いことではありませんよ?
あなたのその体験談を知りたい人だってたくさんいますよね。
お相手男性の個人情報を晒さないようにだけ、気をつけてくださいね。
そして、仲人さんや婚活カウンセラーさんたちも見ていることがある、と知っておいてください。
婚前交渉が発覚したらどうなる?

では、実際に婚前交渉をしてしまったらどうなると思いますか?
所属する結婚相談所が「婚前交渉NG」のルールを掲げているところなら、婚前交渉は「成婚した」とみなされ、成婚退会手続き、そして成婚料を支払うことになります。
普通に成婚退会したことと同じ扱いというだけで、特にペナルティを受けない場合が多いですが(結婚相談所による)、成婚退会をしてしまうと、相手とトラブル(揉める、結局結婚しなった、妊娠したなど)があったとしても、もう結婚相談所は関与する義務はありません。
冷たいかもしれませんが、ルールを破ったので仕方ありません。
何度も言いますが「婚前交渉のNG」って、やはり会員さんのことを守るためのルールなんだなと再認識しますよね。
成婚前の「体の相性」の確認

それでも、成婚退会するまで体の相性が確認できないのって気になりますよね?
結婚してから相性が悪かったらどうしよう。
解決方法は、会話しかありません。
例えばどんな話をしたらいいでしょうか?
- 性交渉そのものが好きかどうか?
性行為を毎日でもしたい人と、月2~3回で十分の人が夫婦になったら・・・相性合わなさそうですね。 - 性交渉は週何回くらいが理想?
希望の頻度が違うのも、夫婦が上手くいかなくなる理由になります。 - 子どもは欲しい?何人くらい?
子どもの欲しい数は確認しておいた方がいいですよね。
欲しくても出来ない場合は、不妊治療してまで欲しいか、すり合わせておくことが大事です。
なかなかデリケートな内容なので、ズバリとは聞きにくいですよね。
でも、結婚に向けて大切なことなので、無理ない程度に、オブラートに包んで聞いてみましょう。
まとめ
まとめると、
成婚前に体の相性を確認したいと考える人は「婚前交渉NG」のルールがないところを選んで入会しましょう。ただし、すべて自己責任で行動してくださいね。
そして「婚前交渉NG」のルールを設けてる相談所でお世話になっている人は、体の相性を確認したければ、さっさと成婚退会してしまいましょう。
婚前交渉も泊りがけの旅行も、我慢しなくていいんですよ~
成婚退会を一緒にした人と、楽しい恋人時代を過ごしてください。
婚前交渉のことで悩んでる人、担当者に相談しにくい人は、こちらでも相談を受け付けています。
webbingのお問い合わせか公式LINEからご連絡くださいね。
Webbing編集部 toshi
婚活系のYouTubeにハマり、独学&プロのお話を伺いながら婚活について勉強中。
自身もお見合い結婚経験者なので、婚活中のみなさんの気持ちはわかるつもりです。
婚活に関するさまざまな情報をみなさんにお届けして、少しでも不安解消のお手伝いができれば・・・と思っています。