連絡頻度やデート回数は？仮交際で婚活を成功させよう！

結婚相談所で婚活をする際によく耳にする「仮交際」という言葉。

「仮交際」とは、結婚相談所ならではの言葉です。

そのため「聞いたことはあるけど実際にどういうものかわからない」という方や「まだ仮交際を体験したことがなくて不安……」「仮交際が長続きしない！どうしたらいいんだろうか……」と疑問や不安を抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そもそも仮交際とは何か、仮交際前後の流れの解説に加えて、仮交際を成功させるコツまで、仮交際に対するあなたの不安や疑問を解消します！

本記事を監修した仲人

本記事は「5star結婚相談所」代表 川上紫乃さんにご協力いただきました。

５star結婚相談所 公式サイト は こちら

仮交際とは見極め期間

まずは「仮交際」というものが一体何なのかを説明します。

仮交際とは結婚相談所ならではの言葉で、お見合いの後から真剣交際に入るまでの期間を示します。いわゆるお付き合いをする前段階です。

交際と言ってもあくまで「仮」なので一般的な交際とは考え方や出来ることも違います。最も大きな違いは同時に複数人と疑似交際のようなデートを行うことが出来る点です。

結婚相談所にもよりますが、仮交際期間は基本的に1〜3人と並行してデートを進めていきます。仮交際期間として、複数人とデートを進めることで比較対象が設けられて、見極めや駆け引きがスムーズに進み、無駄のない婚活を行うことが出来るのです。

仮交際期間に数回デートをした後、合いそうな人を一人を選び、真剣交際に入ります。真剣交際とは、一般的なお付き合いと同じで一人の人と結婚を前提にお付き合いをする期間です。

お見合いから仮交際までの道のり

仮交際に進む前には必ず「お見合い」があります。お見合いが上手くいけば仮交際に繋がるのです！

それではお見合いから仮交際までの道のりを見ていきましょう！

お見合い

まずはお見合いです。お見合いは一般的にホテルのラウンジなどで行われます。初めて2人で会話をする時間！お互いのことを知るために質問し合うなど有意義な時間を過ごしましょう。

お見合いでは第一印象が決まります。油断せずに相手に良い印象を与えましょう。

仮交際の申し出

お見合いが終わると次は仮交際に進むかどうかの判断です。仮交際に進みたいかどうかを仲人に伝えます。この際、お相手本人ではなく、必ず仲人に伝えましょう。

双方が仮交際の意思を持っていた場合、仲人を通じてそれぞれに仮交際の決定が伝えられます。ここからが仮交際のスタートです！

なお、仮交際をスタートさせる際には出来るだけ身辺整理をしておきましょう。婚活のゴールは結婚をすることです。余計な心配や選択肢で悩むことがないように、出来る限りの準備をしておきたいですね！

仮交際スタート

仮交際がスタートすれば真剣交際に向けてデートを重ねます。仮交際期間中のデートで注意すべきポイントは受け身でいないこと！

お互いにデートの誘いを待っているだけでは進展は望めません。行きたいスポットや食べてみたい料理などの話をしながら、2人で一緒にデートの計画を立てましょう。

2人きりの瞬間が生まれるデートスポットがおすすめ

気になる人との初デート。楽しみな半面、不安や緊張を感じる人も多いはず。少しでも不安を和らげて距離を近づけるためには一緒に食事へ行くのがオススメです！お昼前に集合してカフェやレストランで軽めのランチをして、リラックスしながら会話のテンポを掴むのが吉。

しかし！　ここでチェックしているのは居心地の良さだけではありません。店員さんへの態度や食事のマナーなど基本的なところもしっかりと見られているという意識を必ず持っておきましょう。

また、「行ってみたら閉まっていた。」「地図を見ながらあちこち歩いて探す。」なんてことがないように下調べも入念に。

ランチを済ませたら次のデートスポットへ移動です。

ここでのポイントは「2人きりになれる瞬間が生まれる場所」を選ぶことです。例えば、車を運転する人ならドライブデートで2人きりの時間を満喫することができます。運転をしない人であれば水族館やテーマパークなど、2人でゆっくりと話せる時間を設けるのがオススメです。

ドライブでは渋滞に巻き込まれたりテーマパークでは長い待ち時間があったりなど、もしかすると表では見られない人間性を知ることが出来るかもしれません。どんな事態が起こってもおおらかな気持ちでお互い気持ち良く過ごすことが出来るといいですね！

そして夜は少し背伸びをして雰囲気のあるレストランやバーに行ってみるのもおすすめです。デートの締めくくりであるディナーですが、昼間とは違った大人な空間を2人で楽しむことでTPOに適した常識があるかなどを確認出来るため、真剣交際の判断材料として良いデートプランの締めくくりだと考えられます。

また、仮交際初デートの注意点として「解散時刻は気持ち早めにする」というのもポイントになります。「まだ一緒に居たいなぁ。」と名残惜しくなるくらいの時間に解散することで、次のデートの予定を立てられる可能性が高くなりますよ！

ここで挙げたのはあくまでも一例です。のんびりとしたデートが好きな人、アクティブなデートが好きな人、豪華で非日常的なデートが好きな人。2人でよく話し合って素敵な初デートにしましょう！

時間の余裕は心の余裕！　下手なサプライズは命取り？！

初デートの当日は緊張で焦って失敗することもしばしば。余裕を持って過ごせるように出来る限りの対策を練っておきたいところです。特にデート当日までに最低限決めておきたいことはデートスポット・コースと集合時刻です。

特に女性にとってデートスポットやコースは身なりを整える上で非常に重要なポイントとなります。よくあるパターンとして男性からサプライズとしてレストランなどにエスコートされるものの、場に適した身なりではなかったため結果として女性が恥ずかしい思いをしてしまうというものです。

予め訪れるスポットを決めてレストランなども予約しておくことでお互いが気持ち良く過ごせますよ！

集合時刻に関してですが、朝早い時間は避けておくのが無難でしょう。化粧やヘアスタイルなど身なりに比較的時間がかかるとされている女性だけでなく、男性にとっても準備時間に余裕を持つことができ、遅刻をしたり集合場所で女性を待たせたりすることがなくなります。

時間の余裕は心の余裕にも繋がります。デート当日を楽しく過ごすためにも事前に決められることは2人で話し合って決めておきましょう！

デートの準備について

デートコース決めとランチやディナーなどの予約が終われば次は自分自身の準備です。まずは身なりを整えましょう。何よりも大切なのは清潔感です。TPOに適した服装を身につけることも大切ですが、清潔感が無くては元も子もありません！

手元や顔周りなど、よく目に入る部分は特に気を配りましょう。服装に迷った場合はファストファッションブランドのマネキンを参考にするのがおすすめです。デートコースを考えながら選びましょう。

デート当日、清潔感のある身なりはもちろん、天気や混雑状況を把握しておくことも重要なポイントとなります。空模様が怪しい時には折りたたみ傘を携帯しておくと安心です。ドライブデートはもちろん、テーマパークやシーズンもののスポットに訪れる際にはパーク内や駐車場などの混雑状況も大まかに把握しておくと良いでしょう！

お見合いから仮交際に至るまで、また仮交際の期間中など、相手には伝えたくないような不安や疑問があれば仲人に相談してアドバイスを受けるのも一つの方法です。一人で抱え込む前に相談してみましょう！

仮交際は成婚への近道！仮交際のメリット

お見合いから仮交際までの流れを理解したところで、次は仮交際を行うメリットについてお話します。仮交際というシステムは結婚相談所ならではのものであり、多くの方にとっては馴染みがなく、結婚相談所での婚活で初めて体験するものでしょう。

馴染みがなく初めは違和感を覚える人もいるかもしれませんが、仮交際ならではのメリットもたくさんあります！

１，交際や結婚へのハードルが低くなる

仮交際はお付き合いをする前の段階を表します。そのため同時に複数人と疑似交際のようなデートを行うことができ、真剣交際までにデートや連絡のやり取りなどに慣れることが出来ます。

また、結婚というゴールに向けて通常の交際よりもうワンステップ設けることでトラブルや不安を減らします。仲人のアドバイスやサポートを受けながら緩やかに婚活を進めることで、余計な心配をすることなく好きかどうかだけに集中することが出来ますよ！

２，ゴールに向けて作戦が立てやすくなる

仮交際期間中に複数人と疑似交際をすることで結婚相手の選択肢を増やすことが出来ます。また同じ目線で考える比較対象が数人出来ることで、お相手それぞれの良いところをより多く見つけられる可能性があります！

結婚というゴールのある婚活では、いかなる状況でも時間を無駄には出来ません。効率的にゴールするためにも複数人と同時進行で擬似交際を行うことが最適なのです。

仮交際のぶっちゃけ話

最近では大手の結婚相談所でも主流となってきた仮交際ですが、仮交際の期間を設けずに真剣交際のみとしている結婚相談所もあります。

「婚活のゴールは結婚だから仮で交際する期間は必要ない」「複数人との疑似交際って浮気みたいなものでは？」という意見があるのも事実です。そのため結婚相談所の中には仮交際期間をグレーゾーンとしてあまりオープンにしていない場合があります。

しかし仮交際期間を設けることでそれぞれの温度加減を少しずつ揃えたり、相手に対する恋愛感情をはっきりと自覚することが出来たりするなど、上手く婚活を進めていく中では大切な期間になります。

また、仮交際期間を経ることによって上手く真剣交際に繋げられる人もいますが、反対に疑似交際を良いことにダラダラと恋愛だけを楽しんでしまう人も一部ですが存在します。せっかくの仮交際期間。有効的に活用して真剣交際に繋げましょう！

仮交際の関係を悪用する人には注意！

複数人と疑似交際が出来る仮交際期間ですが、仮交際というある意味都合の良い関係を悪用する人もごく稀に見受けられます。

結婚というゴールに向けて真剣に婚活をする人がいる一方で、仮交際期間に複数人と擬似交際をして恋愛感情だけを楽しみ、真剣交際へは繋げない人もいます。また、身体の関係を求める人も一部存在しているのも事実です。

もし異変を感じた際にはすぐに仲人に相談・報告するようにしましょう。

あなたは加点方式？減点方式？

恋愛において男女では考え方に違いが見られます。代表的な違いとして男性は加点方式、女性は減点方式であると言われています。特に仮交際期間においては男女での考え方の違いが関係悪化に繋がる可能性も。

男女での違いをお互い完璧に理解するのは難しいことかもしれませんが、頭の隅に置いておくだけでも良好な関係を保つことが出来ます！

男性は最初が勝負！ポイントを稼いでスタートを

男性は加点方式で相手を評価することが多く、女性に比べて好きになるスピードが速いという傾向があります。しかし女性の気持ちと足並みが上手く揃わないため仮交際が長く続かず気持ちが離れてしまうことも。熱しやすく冷めやすい恋愛は相手の感情を振りますことにも繋がります。冷静に自分の気持ちを確かめるようにしましょう。

また女性は減点方式な考え方の方が多いため、男性はお見合いや仮交際1回目のデートの印象が命取りになることも。いかに減点されずにスタート出来るか、最初にどれだけ加点された状態で始められるかがポイントになります！

女性は慎重になりすぎないように！小さな減点を

女性は減点方式で相手を評価することが多く、男性に比べて好きになるスピードがゆっくりだという傾向があります。何事も慎重に考えることが多いため男性の欠点に目が付きやすくなります。一度欠点部分に気付いてしまうと良い点にも気付けなくなったり1回の減点数が大きくなったりする可能性も。

仮交際の時点ではあまり慎重になりすぎず、いかに減点せずに進めていけるかがポイントになります！また女性は好きになるまでの時間が長いですが、好きになると加点方式に変わることも少なくありません。気負わずに良い関係性を築けると良いですね！

程よい距離間で好印象をゲット！

仮交際は真剣交際に向けてお相手を見極める期間です。ご自身も良い印象を与えられるように仮交際を成功させるためのポイントを押さえておきましょう！

連絡頻度は基本的に相手に合わせて

仮交際が始まるとデートの予定は2人で話し合って決めるようになります。そのため連絡頻度が違えど、定期的なコミュニケーションがなければ上手くいきません。

連絡頻度や返信速度は生活リズムやお仕事など人によってまちまちです。すぐに返信する人、空いた時間にまとめて返信する人、溜めてしまいがちな人。もしかするとあなたが思うような頻度や速度で連絡を取り合うことが出来ないかもしれません。

しかし何かしら相手にも理由があるでしょう。お互いに価値観を少しずつすり合わせるとより円滑にコミュニケーションが取れるようになります。

初めは連絡頻度や返信速度を相手に合わせるようにしてみましょう。連絡頻度や返信速度に限ったことではありませんが、自分のペースやリズムと同じだと感じると親近感を覚えることが多くなります。

そうすると「この人とは気が合うかもしれない」と錯覚することも。特に気になっている相手にはペースを合わせてみるといいかもしれませんね！

もし連絡が一方通行になってしまったり、上手く噛み合わない際には仲人に相談して見ましょう。仲人がお相手にさり気なくアドバイスを促してくれるかもしれません。

真剣交際に繋げるためには2回目までのデートが勝負！

仮交際期間の最後には真剣交際をするかどうかの決断をするときがやって来ます。真剣交際に繋げるためには2回目までのデートが勝負です！

仮交際1回目のデートは初めて2人だけで会う日になります。最初はお互い緊張するかもしれませんが真剣交際を見据えて居心地の良さを確認したり個人的に気になっている点など相手が話しやすいように話題を振ってみるのもいいかもしれません。

仮交際2回目のデートはお互い緊張も解けて素が見えてくる頃です。1回目のデートに引き続き2回目も好印象を与えることが出来れば3回目に繋げることが出来ますが、気が抜けてボロが出てしまうと3回目に繋がらない場合も！

仮交際のデートは1回目と2回目が見極め、3回目からは確認段階に突入することが多くなります。「なんとしてでもこの人と真剣交際がしたい！」という方は、2回目までは特に気を抜かないように注意しましょう。

仮交際から真剣交際へ

仮交際から真剣交際へは仲人を通じて知らされます。仲人がそれぞれから真剣交際に対する意思を聞いた上で仲人経由で伝えられ、双方の合意の上で真剣交際へと切り替わります。

真剣交際が決定すると仲人は2人の婚活システムをクローズし、裏方でのサポート役に徹します。ここからは当事者2人だけでのやり取りが基本となります！

恋愛結婚とは違ってお見合いからスタートする結婚相談所での婚活はどのタイミングで恋愛感情になるかがわかりにくくなっています。そのため真剣交際という名の下、それぞれの恋愛感情を意思表示するのです。結婚相談所では真剣交際が一つの大きな区切りとなります。

真剣交際は結婚に向けて二人で考える時間

真剣交際に突入すると次に待っているのは結婚です。真剣交際の期間は2人で結婚についてより具体的に、そして真剣に考えなければなりません。

交際期間は恋人ですが結婚となると家族になります。そのためそれぞれの条件を上手く擦り合わすことができなければ結婚には辿り着けません。

結婚後はどこに住みたいか、持病はあるか、家族関係は良好か、など様々な条件を持っている方がいらっしゃるかと思います。しかしお互いの条件がどちらも絶対に譲れないとなると結婚に繋がることはなく真剣交際で関係が終わることがほとんどです。

真剣交際を途中で断る際は仲人を通じて断るケースもありますが、お見合いから仮交際、仮交際から真剣交際まで長く続いている関係です。そのため長くお付き合いをした場合は本人からお断りの意思を伝えるのが誠意でしょう。

実際の失敗エピソード

近年では仮交際期間を設ける結婚相談所が増えたため様々な傾向が明らかになってきました。その中でも仲人たちの印象に残っている為になるエピソードを男女それぞれご紹介します！

自分語りは程々に

男性の特徴として、自分の好きなものを女性にオススメしがちであるということがわかっています。特に恋愛経験の浅い男性ほど自分の趣味を一方通行で話し、オススメの漫画を貸し借りするなどから恋愛が始まると信じている傾向があります。

共通の趣味が見つかれば大きな進展に繋がるかもしれませんが、物の貸し借りは関係性が解消された際に返ってこないこともあり得ますので、注意しましょう。

また自分語りをし過ぎないように相手の話にも耳を傾け、会話は一方通行ではなくキャッチボールを意識して相手が受け取りやすいボールを投げましょう！

大きすぎる減点は婚期が遠のく！

女性は減点方式で相手を評価することが多いですが、仮交際が上手くいかない人の多くは1回の減点数が大きすぎるという傾向があります。特に仮交際1回目のデートで初めて男性の私服姿を見た際に疑問を持ち、大きく減点してしまうという方が多いのです。そのため2回目のデートを前に仮交際期間が終わってしまうことも。

内面的な部分を変えるのは難しいですが外見部分はいくらでも手直し可能です！いきなり減点せずに自分の好みを伝えたり、服装であれば一緒にショッピングデートをするなどして自分色に染めていっちゃいましょう！

結婚相談所の仮交際で婚活を成功させよう！

仮交際は結婚相談所ならではの独特なシステムですが、仮交際という擬似的な交際関係のステップを踏むことで恋愛や婚活に対するハードルが下がり結婚までの道のりをよりスムーズに進めることが出来ます。

結婚相談所で仲人を通じて知り合った相手なので身元がはっきりした相手であることはもちろん、疑問や不安をいつでも仲人に相談できるため擬似的な交際ではありますが安心して関係を築くことが出来ます。

余計な心配をすることなく仮交際期間でデートを重ね、好きになることだけに集中して真剣交際、そして結婚まで順調な道のりを歩みましょう！

あなたにも素敵な出会いがありますように！